中国のソフトウエア大手、キングソフト(
03888)は23日、同社の人気モバイルゲームの新作「剣侠情縁3」のリリース時期を当初計画していた2017年7−9月から2018年に延期すると発表した。『信報』が同日伝えた。
延期の理由について、同社の呉育強・最高財務責任者(CFO)は17年下期のゲーム業界で多くの人気ゲームの新作がリリースされることを勘案したと言及。ゲームの新たな技術開発などで3−6カ月程度の時間が必要との事情も説明した。
一方、IT大手のテンセント(
00700)の人気ゲームで、社会問題を引き起こした「王者栄耀」が中国メディアから批判されたことについて、同社の最高経営責任者(CEO)の鄒濤氏は政府の監督管理が強化されたが、業界全体に大きな変化は表れていないと指摘。同社のモバイルゲームにも悪影響は及んでおらず、むしろユーザー数が増えているとの認識を示した。
キングソフトの22日終値は前日比1.47%高の20.65HKドル。