22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続伸。終値は前日比0.10%高の3290.23ポイントだった。 深セン成分指数は前日比0.33%安の10653.98ポイントと反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4846億4200万元。
上海総合指数は方向感に欠ける展開となった。小高く始まったものの直後にマイナス圏に沈み、前場は軟調な値動きが目立った。前引け間際に切り返すと、後場はプラス圏でもみ合い。かろうじてプラスを守って終え、結局、3週間ぶり高値を更新した。
A株市場では、前日に取引を再開した中国聯合網絡通信(
600050)は連日で値幅制限の上限(ストップ高)まで買い進まれた。混合所有制改革案が確定したことが引き続き材料視された。前日軒並み安となった中国平安保険(
601318)、中国太平洋保険(
601601)など保険株が反発し相場の上昇をけん引。中国工商銀行(
601398)、中国農業銀行(
601288)など銀行株も総じて高い。このほか金属相場の上昇を好感し、洛陽モリブデン(
603993)など非鉄金属株が堅調。一方、原油相場の急落を嫌気し、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
601857)、シノペック(
600028)がそろって下落。酒造大手の貴州茅台酒(
600519)、宜賓五糧液(
000858)もさえない。
上海B株指数は0.29%安の338.08ポイントと5営業日ぶりに反落、深センB株指数は0.36%安の1164.16ポイントと続落した。