22日前場の香港株式市場でハンセン指数は続伸。前場終値は前日比1.04%高の27437.76ポイントだった。H株指数は1.76%高の10940.47ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で470億8300万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付き、次第に上げ幅を拡大。10日移動平均と20日移動平均をともに上抜けて引けた。決算発表や業績期待を手掛かりとする買いが上昇相場をけん引。軟調に推移していた上海総合指数が上げに転じて午前の取引を終えたことで、本土系金融株が総じて上昇した。前日に続いて不動産株の好業績を見込む買いも入っている。
個別では、前日発表した中間決算が市場予想を上回る増益となった中国海外発展(
00688)が大幅に続伸。証券会社の強気判断が材料視されたもよう。同業の華潤置地(
01109)も買われている。中国政府系コングロマリットの中国中信(
00267)や生保大手の中国平安保険(
02318)、中国人寿保険(
02628)も高い。半面、前日高かったチャイナ・ユニコム(
00762)が大きく売られた。パソコンの世界最大手レノボグループ(
00992)は大幅に続落。前日大引け後に中間決算を発表したホンコン・チャイナガス(
00003)もさえない。