2017-08-22 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】買い先行か、好業績銘柄の物色続く
22日の香港市場は買いが先行か。決算発表が佳境に入り、好業績銘柄の買いが引き続き相場を支えると予想する。中国本土投資家による相互取引制度を通じた香港株取引は前週末から買い越しに転じており、投資家心理を支えそうだ。きょうはハンセン指数構成銘柄の恒基兆業地産(
00012)と中国旺旺(
00151)が2017年6月中間決算を発表する。また、21日の香港株の米国預託証券(ADR)は、テンセント(
00700)やHSBC(
00005)、AIAグループ(
01299)、チャイナ・モバイル(
00941)など時価総額の大きい銘柄が総じて香港終値を上回って引けた。
ただ、21日から米韓合同軍事演習が始まったこともあり、北朝鮮情勢への警戒感がくすぶる。同日のNY市場ではダウ平均が3営業日ぶりに反発したものの、ナスダック総合はわずかに下落して引けた。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長や欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が米ジャクソンホール会合で行う講演を25日に控え、内容を見極めたいとして見送りムードが広がる可能性もある。