週明け21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前営業日比0.56%高の3286.91ポイントだった。深セン成分指数は前営業日比0.71%高の10689.77ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4556億1100万元。
上海総合指数は終始プラス圏で推移。序盤に3280ポイントを上抜いた後、高値警戒感から一時上げ幅を縮めたが、後場入り後に再び上げ幅を拡大。結局、8月1日以来3週間ぶり高値を付けて終えた。中国聯合網絡通信集団有限公司(聯通集団)が進める混合所有制改革案が確定したことが関連銘柄への買いを誘った。
A株市場では、取引を再開した中国聯合網絡通信(
600050)が値幅制限の上限(ストップ高)まで買い進まれた。親会社である中国連合網絡通信集団有限公司の同社をプラットフォームとする混合所有制改革案が確定したことが材料視された。鉄道セクターの混合所有制改革の進展期待を背景に中鉄鉄龍集装箱物流(
600125)も9%超上昇。このほか、宝山鋼鉄(
600019)、中国アルミ(
601600)、安徽コンチセメント(
600585)など素材関連株が買われ指数を押し上げた。前週末の原油相場の急伸が好感され、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
601857)、シノペック(
600028)もそろって上昇。一方、新華人寿保険(
601336)、中国平安保険(
601318)など保険株が軒並み安となり相場の足を引っ張った。原油高が燃油コストの上昇につながる中国国際航空(
601111)、中国東方航空(
600115)など航空株も軟調。
上海B株指数は0.45%高の339.07ポイントと4営業日続伸、深センB株指数は0.22%安の1168.37ポイントと3営業日ぶりに反落した。