チャイナ・ユニコム（00762）は21日明け方、中国聯合網絡通信集団有限公司（聯通集団）が進める混合所有制改革を巡り、チャイナ・ユニコムの筆頭株主である中国聯合網絡通信（600050）に出資する戦略投資家を再度公表するとともに、同日から取引を再開すると発表した。

　チャイナ・ユニコムが公表した戦略投資家は以下のとおり。
◇中国人寿保険（02628/601628）
◇深セン市騰訊信達有限合夥公司（テンセント（00700）傘下企業）
◇寧波梅山保税港区百度鵬寰投資合夥公司（百度（BIDU）傘下企業）
◇宿遷京東三弘企業管理中心（JDドットコム（JD）傘下企業）
◇杭州阿里創業投資有限公司（アリババ・グループ（BABA）傘下企業）
◇蘇寧雲商集団（002024）
◇深セン市光啓互聯技術投資合夥公司
◇深セン淮海方舟信息産業股権投資基金（滴滴出行科技有限公司、用友網絡科技（600588）、広東宜通世紀科技股フン有限公司（300310）、前海股権投資基金などが設立）
◇興全基金管理有限公司（上海網宿投資管理有限公司、中車金証投資有限公司（中国中車集団が全額出資）が設立）
◇中国国有企業結構調整基金股フン有限公司

　チャイナ・ユニコムは今月16日に中国聯合網絡通信がA株90億3700万株を新たに発行し、中国インターネット企業やファンドなどの戦略投資家10社から最大で617億2500万元を調達すると発表。一方、出資企業を巡っては、発表後に中国メディアが中国中車（01766/601766）の出資可能性を報じるなど曖昧な点を残していた。