レノボグループ(
00992)の楊元慶・会長兼最高経営責任者(CEO)は18日、同日朝方に発表された2017年4−6月期決算が赤字に転落したことについて、主因となった携帯事業を立て直し、下期の黒字化を目指すとの考えを明らかにした。『信報』が18日伝えた。
レノボグループの17年4−6月期決算は、売上高が100億1200万米ドル、純損益が7200万米ドルの赤字。携帯事業は税引き前損益が1億2900万米ドルの赤字となった。楊会長は携帯事業について、南米市場での売り上げが前年同期比56.4%増、西ヨーロッパ市場でも同136.7%増となり、また、米国市場でも現地の通信サービス会社と協力して販売を強化する中、改善に向かっていると説明。販売を優先して利益を犠牲にすることはしないとし、同事業を下期に黒字化させると強調した。
このほか、楊会長は同社のデータセンター事業が好調を維持しており、2年後に同社の利益に貢献してくるとの展望を示した。
レノボグループの株価は日本時間午後4時24分現在、前日比3.39%安の4.56HKドルで推移している。