2017-08-18 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、外部環境の悪化嫌気 素材株に売り
18日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.20%安の3262.01ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2823億4300万元。
上海総合指数はマイナス圏でもみ合い、前引けにかけて下げ幅を縮小した。前日からきょうにかけて欧米とアジアの株式相場が総じて下落し、投資家心理が悪化。前日終値が9日以来ほぼ1週間ぶりの高値だったこともあって、利益確定売りに押された。半面、産業政策の恩恵が規定できるセクターが買われ、一定の下支えとなった。セクター別では、前日の上昇をけん引した素材が下落。航空宇宙や証券も売られた。一方、港湾・海運と高速道路が買われた。自由貿易区の関連銘柄も高い。国家発展改革委員会の報道官が午前の会見で、広東省・香港・マカオ沿岸地域を対象とした「粤港澳大湾区」の開発計画をまもなく国務院(内閣に相当)に提出する見通しを示し、材料視された。
上海B株指数は0.09%高の337.17ポイントと小幅ながら3日続伸。深センB株指数は0.14%安の1168.86ポイントと反落した。