2017-08-16 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反落、マイナス圏で推移 保険株が安い
16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶり反落。前場終値は前日比0.18%安の3245.31ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2813億4000万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、半ばにかけて下げ幅を広げる展開。相互取引制度を通じた香港からの資金流入が縮小傾向となり、本土投資家の警戒感を高めている。ただ、人民銀がきょうの公開市場操作(オペ)で銀行間市場に差し引き1800億元の短期資金を供給するなか、3230ポイント付近では下げ渋り、前引けにかけて下げ幅を縮めた。
セクター別では、前日の上昇を主導した保険株が売られている。中国保険監督管理委員会の幹部が保険会社による投資に対する監督を強化すると表明したことが売りにつながったもよう。非鉄金属、石炭も総じて軟調。石油、自動車の一角も売られている。半面、IT・ソフトウェア株、証券株が買われている。
上海B株指数は0.03%高の334.63ポイント、深センB株指数は0.22%安の1168.77ポイントだった。