メルコ・インターナショナル(
00200)は14日大引け後、傘下のカジノリゾート「スタジオ・シティー」を米株式市場にスピンオフ上場する計画を明らかにした。同カジノの持ち株会社スタジオ・シティー・インターナショナル・ホールディングス・リミテッドが14日、米預託株式(ADS)の新規株式公開(IPO)を米証券取引委員会(SEC)に申請した。上場先はナスダックかニューヨーク証券取引所を予定。SECの認可を得た上で、市況をみながらIPOの実施時期を判断する。現時点で公開規模は決めていない。
スタジオ・シティーはマカオのコタイ地区でカジノや商業・娯楽施設を運営。同社の上場に伴いメルコ・インターナショナルの持ち株比率は低下するものの、引き続き大株主にとどまる方針。現時点で、スタジオ・シティー株の60%をメルコ・リゾーツ&エンターテインメント(前社名はメルコ・クラウン・エンターテインメント)が保有する。メルコ・リゾーツ&エンターテインメントはメルコ・インターナショナルの子会社(持ち株比率51.2%)で、2006年からナスダックに上場している。
メルコ・インターナショナルの株価は日本時間午前11時31分現在、前日比3.07%高の18.82HKドルで推移している。