2017-08-10 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、北朝鮮情勢の緊張を嫌気 ワーフが大幅反落
10日前場の香港株式市場でハンセン指数は続落。前場終値は前日比1.59%安の27315.13ポイントだった。H株指数は1.95%安の10749.09ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で702億7700万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた直後に下げに転じ、下値支持とされた10日移動平均(前引け時点で27516.22ポイント)を割り込んで前場の取引を終えた
。北朝鮮の朝鮮人民軍の戦略軍司令官が米領グアム周辺へのミサイル発射計画について「8月中旬までに最終確定する」と述べたと伝わり、米国との軍事的緊張の高まりを警戒する売りが幅広いセクターで優勢となった。前日の欧米市場やきょうの中国本土市場の下落も嫌気された。
個別では、大型金融株のHSBC(
00005)や中国建設銀行(
00939)、AIAグループ(
01299)が軒並み続落。前日高かったワーフ(
00004)、テンセント(
00700)も大きく売られた。取引所運営の香港証券取引所(
00388)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が安い。一方、食品・飲料株の中国旺旺(
00151)と中国蒙牛乳業(
02319)、香港を地盤とするハンセン銀行(
00011)が逆行高。