2017-08-09 |
香港/投資判断/食品・飲料 |
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華潤ビールの目標株価を17%引き下げ=ドイツ銀
ドイツ銀行は最新リポートで、中国政府系のビール会社、華潤ビール(
00291)の投資判断を「買い」から「ホールド」にダウングレードし、目標株価も21.05HKドルから17.50HKドルへ17%引き下げた。事業買収によるシナジー効果が表れていないことに加え、業界内の競争激化が短期的な粗利益下押し要因になるとの見方を反映させた。『経済通』が9日伝えた。
ドイツ銀行は、中国では15の省・市のビール市場が群雄割拠状態にあると指摘。ビール各社が今後、シェア拡大を目指しこれらの省市で激しい市場争奪戦を展開するとの見方を示した。このほか、仮に華潤ビールが販売価格を1桁の幅で引き上げたとしても、原材料の価格上昇に相殺されるため、2017年の同社の営業利益率は2−2.5ポイント押し下げられるとした。
華潤ビールの株価は日本時間午後4時12分現在、前日比4.14%安の19.46HKドルで推移している。