週明け7日前場の香港株式市場でハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.38%高の27666.15ポイントだった。H株指数は0.34%高の11040.23ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で443億6100万HKドル。
ハンセン指数は前週末の米株高の流れを引き継いで、続伸スタート。寄り付き直後は4営業日ぶりに27700ポイント台に乗せて年初来高値を更新する場面がみられた。4日のNY株式市場は7月の米国雇用統計が好感されて、主要3指数がともに上昇。ダウ平均は8日連続で史上最高値を更新した。相互取引を通じた本土から香港市場への資金流入が継続していることや、決算発表や業績見通しを手掛かりとする個別物色も引き続き相場を支えている。ただ、ハンセン指数のRSI(14日)が買われ過ぎを示唆する70を上回る水準で推移するなか、さらなる上値は重く、前場中盤からは27600ポイント台後半でのもみ合いが続いた。
個別では、IT大手のテンセント(
00700)が高い。機関投資家の目標株価が引き上げられたことが好感されている。本土銀行株の中国建設銀行(
00939)や中国銀行(
03988)、長江系銘柄の電能実業(
00006)や長江インフラ(
01038)も堅調。鉄鋼株の馬鞍山鋼鉄(
00323)やアンガン・スチール(
00347)も大きく買われている。半面、アジア生保のAIAグループ(
01299)が軟調。スウェーデンの自動車メーカー、ボルボとの合弁会社設立を発表した吉利汽車(
00175)は反落。不動産株の中国海外発展(
00688)や新世界発展(
00017)、新鴻基地産(
00016)も売られている。