2017-08-07 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日続落、主要統計の発表控えた様子見ムードが重し
週明け7日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。前場終値は前営業日比0.17%安の3256.68ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2557億1300万元だった。
上海総合指数は、前週末終値を挟んでもみ合う展開。序盤に3245ポイント付近まで下げる場面も見られたが、売り一巡後に切り返した。ただ、上値は重く、前引けにかけて再びマイナス圏に沈んだ。週内に中国の貿易、物価、金融統計など7月の主要経済指標の発表を控え、内容を見極めたいとする様子見ムードが重しになっている。金融当局が公開市場操作を通じて市場から600億元の資金吸収を実施したことも市場心理を冷やした。セクター別では、銀行、証券、保険など金融関連が総じて売られ、相場の下げを主導。石油もさえない。一方、鉄鋼が買われ逆行高を演じている。医薬、インフラ建設の一角も高い。
上海B株指数は0.13%安の333.51ポイント、深センB株指数は0.07%安の1172.97イントとそろって下落した。