2017-08-04 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反発、元高による資金流入を期待
4日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反発した。前場終値は前日比0.24%高の3280.76ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3101億1300万元。
上海総合指数はおおむね小高く推移して午前の取引を終えた。元高/米ドル安を背景に資金流入を見込む買いが入り、相場を支えた。4日の人民元相場の中間レートは1米ドル=6.7132元と、2016年10月11日以来約10カ月ぶりの元高/ドル安水準にある。ただ、心理的節目の3300ポイントが上値抵抗として意識され、利益確定売りが相場の重荷となっている。序盤には小幅ながらマイナス圏に沈む場面があった。セクター別では、余剰生産能力の削減が進む鉄鋼や石炭が高い。軍需関連や証券も買われた。一方で酒造や保険、家電が売られた。
上海B株指数は0.24%高の334.89ポイントと続伸。深センB株指数は0.19%安の1173.55ポイントと4日続落した。