2017-08-03 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、3300ポイント付近の売り圧力を嫌気
3日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.24%安の3277.19ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3033億6900万元だった。
上海総合指数は総じて軟調に推移した。安寄り直後はプラス圏に急浮上したものの、3290ポインを超える水準で伸び悩んだ。心理的節目の3300ポイント付近の強い売り圧力を嫌気し、その後は前日終値を挟んでもみ合いながら次第に下値を切り下げ、きょうの安値圏で前場の取引を終えた。上値の重さが意識される中、目先の利益を一旦確定する売りが優勢。中国人民銀行による公開市場操作(オペ)が3週間ぶりに吸収超過に転じたことを受けて流動性引き締めへの警戒感も地合いを悪化させた。
セクター別では、銀行、保険、石油など主力株が総じて売られ、相場を押し下げた。インフラ建設や自動車も軟調。半面、商品相場の先高観や業績改善期待から非鉄金属、鉄鋼の一角が続伸したほか、株式市場の売買代金が高水準で推移する中で証券も買われた。
上海B株指数は0.13%高の334.37ポイント、深センB株指数は0.10%安の1177.42ポイントだった。