2017-07-26 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、序盤に高値更新も下げに転じる
26日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.37%安の3231.74ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2593億5000万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、序盤は上げ幅を広げ、一時は取引時間中として今年4月中旬以来の高値を更新。ただ、3260ポイントを超える水準で伸び悩むと、指数は下向きに転じた。前場中盤以降はマイナス圏に沈み、前引けにかけて下げ幅を拡大した。中国人民銀行による公開市場操作(オペ)を通じた資金供給が、前日に続き差し引きゼロだったことが投資家心理を悪化させた。指数が約3カ月ぶりの高値圏で推移しているだけに、目先の利益をひとまず確定する売りが次第に優勢となった。
セクター別では、保険が全面安となり、相場の下げを主導。原油相場の上昇を嫌気して航空が売られたほか、自動車や酒造も安い。半面、非鉄金属、石炭、石油が逆行高。大手国有銀行も買われ、ある程度相場を支えた。
上海B株指数は0.09%安の329.06ポイント、深センB株指数は0.22%安の1171.50ポイントだった。