2017-07-25 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、前日終値を挟みもみ合い 保険・銀行株が逆行高
25日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.14%安の3246.04ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2534億6100万元だった。
上海総合指数は安寄り後に切り返したものの、その後は前日終値を挟んでもみ合う展開。指数が足元で約3カ月半ぶりの高値圏にあり、利益確定売りが出やすい環境だった。ただ、3240ポイント付近まで下げる場面では、底堅さが意識され下げ渋った。中国共産党中央政治局は前日に開いた会議で、2017年下期の経済政策の方向を示し、地方政府の債務リスク解消への取り組み強化や金融面での乱脈を正す必要性、不動産市況の安定に向けた措置の継続などを強調した。セクター別では、証券が売られ相場の下げを主導。原油高を嫌気して航空が売られたほか、鉄鋼やセメント、インフラ建設の一角も安い。一方、銀行や保険が買われ逆行高を演じている。自動車もしっかり。
上海B株指数は0.49%安の328.93ポイント、深センB株指数は0.23%安の1174.15ポイントだった。