2017-07-25 |
中国/政策/その他 |
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中国共産党中央政治局、17年下期の経済政策を指示
中国国営新華社は、中国共産党中央政治局が24日に会合を開き、経済情勢を分析した上で2017年下期の経済政策の方向を示したと伝えた。会議は、引き続き積極的な財政政策と穏健な金融政策、供給側構造改革を基調に、総需要の適切な拡大や、市場予想への働きかけ強化、イノベーション駆動型発展の深化により経済の平穏で健全な発展を確保するとした。
供給側構造改革については、「三去一降一補」(デレバレッジ、過剰生産能力の削減、在庫圧縮、コスト引き下げ、不足の解消)の深化と「ゾンビ企業」処理を先導として、市場の機能をさらに生かした優勝劣敗を実現すると表明。供給の質の改善や、地方政府の債務処理と隠れた債務の増加防止に力を入れるとした。
会議は、金融面での乱脈を正す必要性を強調。金融監督の協調を深め、金融が実体経済に貢献する効率と水準を引き上げるとした。また、不動産市況の安定に向けた措置を継続するとした。