2017-07-24 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、人民銀のオペや香港への資金流入を好感
週明け24日前場の香港株式市場でハンセン指数は反発。前場終値は前営業日比0.46%高の26829.07ポイントだった。H株指数は0.29%高の10818.55ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で422億5600万HKドル。
ハンセン指数は小動きで始まり、プラス圏でもみ合い。米国の年内利上げの公算が小さくなったとの見方が広まった上、中国人民銀行(中央銀行)による資金供給や、香港市場への資金流入期待が買い安心感を支えた。人民銀はきょうの公開市場操作(オペ)で銀行間市場に差し引き2200億元の短期資金を供給。また、中国本土市場との相互取引制度を通じて香港市場に投じられる「南向き」資金の流入が続いている。個別銘柄の決算や業績見通しを受けた売買も目立った。ただ、前週末NY市場の株式相場や原油先物相場の下落を嫌気する売りも出て、上値は伸び悩んだ。
個別では、前週末に安かった吉利汽車(
00175)が5.92%高と大きく反発。20日に特別配当を発表した電能実業(
00006)と同社筆頭株主である長江インフラ(
01038)がともに続伸した。カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)も高い。半面、米アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)が続落している。中国石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)はそろって売られた。