2017-07-24 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:反発、銀行株買われ上げを主導
週明け24日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前営業日比0.18%高の3243.77ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2919億600万元だった。
上海総合指数は続落して始まったものの、ほどなく切り返すとプラス圏でもみ合う展開となった。金融当局が前週に公開市場操作を通じて過去6カ月で最大となる5100億元を市場に供給したのに続き、きょうも3500億元の資金供給を実施するとの観測を受け、市場心理が改善した。IPO審査の加速懸念が後退したことも買いを誘った。ただ、3250ポイントを上回る水準では伸び悩み、前引けにかけて上げ幅を縮めた。セクター別では銀行や証券が買われ相場の上昇をけん引。港湾・海運や不動産もしっかり。一方、原油相場の下落を嫌気し、石油がさえない。自動車や保険の一角も下落している。
上海B株指数は0.01%高の329.60ポイント、深センB株指数は0.18%高の1174.05ポイントだった。