クレディ・スイスは最新リポートで、香港の電力会社、港灯電力投資SS(
02638)の目標株価をこれまでの5.1HKドルから5.3HKドルに引き上げた。財務費用の抑制が予想より良好なことを受け2017−19年の予想EPSを2−4%の幅で上方修正したことを織り込んだ。投資判断は「アンダーパフォーム」に据え置いた。『経済通』が19日伝えた。
クレディ・スイスは、香港政府と電力会社との新たな取り決め「管理スキーム(SOC)」に定められる設備投資に対する利益保証率が現行の9.99%から8.00%に引き下げられるとみており、これが2019年の純利益と配当の縮減要因になるとの予想を示した。配当利回りは現時点で5.3%とヒストリカル平均を下回る水準にあるが、2019年にはさらに3.5%まで低下する可能性があると指摘した。
港灯電力投資SSの株価は日本時間午後4時32分現在、前日比0.27%高の7.43HKドルで推移している。