2017-07-19 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、流動性引き締め懸念の後退と業績期待で
19日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.80%高の3213.09ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2738億8900万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いたが、ほどなくしてプラス圏に切り返した。週明け17日に割り込んだ心理的節目の3200ポイントを上抜くと、上げ幅を拡大した。中国人民銀行(中央銀行)による公開市場操作がきょうまで3日連続で1000億元以上の供給超過となり、流動性引き締めへの警戒感が後退したことが地合いの改善につながった。中間決算の発表期を控え、業績見通しを手掛かりとした物色も活発化。ただ、3210ポイントを上回る水準では指数が伸び悩み、中盤以降は同水準付近でもみ合った。
セクター別では、業績改善への期待から石炭、鉄鋼、非鉄金属、証券などが高い。銀行、酒造、インフラ建設も総じて堅調。半面、自動車、石油、航空、不動産の一角がさえない。
上海B株指数は0.92%高の327.43ポイント、深センB株指数は0.64%高の1160.60ポイントだった。