18日のNY株式相場はまちまち。ゴールドマン・サックスの下落が重しとなったダウ平均が0.25%安と小幅に続落した一方、テクノロジー株の上昇にけん引されたナスダック総合が0.47%高と上昇。8日続伸となり史上最高値を更新した。S&P500は終盤にプラス圏を回復し、0.06%高とわずかに反発。14日に続いて最高値を更新した。ヘルスケア法案の採決断念が重しとなったもの、投資家の関心は発表が本格化した企業決算に。加入者数大幅増加が好感されたネットフリックスが13.5%高となった。
米上院でオバマケア代替法案の不成立が確実になったことでトランプ政権の政策実行力への懸念が再び高まった。財政出動策の採決が先送りされる可能性が高まったことでインフレ期待が後退。ドルが主要通貨に対して下落し、米10年債利回りは2.25%台まで低下した。主要3指数はそろって前日比マイナスでスタートしたが、テクノロジー株が次第に堅調となり相場を支えた。ハイテク株の比重が大きいナスダック総合は6月9日の急落前につけた取引時間内の史上最高値を更新し、終値でも最高値を更新した。期待された金融の決算はゴールドマン・サックスとバンク・オブ・アメリカがともに市場予想を上回る増益となったが、ゴールドマンはトレーディング収益の落ち込みが嫌気され2.60%安。1銘柄でダウ平均を41ドル押し下げた。バンカメは純金利収入の減少が嫌気され0.50%安となった。
海外市況
指標 寄値 高値 安値 終値 前日比 騰落率
NYダウ 21589.94 21589.94 21471.14 21574.73 -54.99 -0.25
S&P500 2455.88 2460.92 2450.34 2460.61 1.47 0.06
NASDAQ 6304.82 6344.55 6291.07 6344.31 29.87 0.47
CME225先物 20045.00 20075.00 19890.00 19970.00 -10.00 -0.05
FT100 7404.13 7418.53 7357.77 7390.22 -13.91 -0.19
DAX 12540.93 12572.86 12384.61 12430.39 -156.77 -1.25
為替(ドル/円) 112.63 112.69 111.69 112.04 -0.59 -0.53
WTI先物 45.99 46.92 45.81 46.40 0.38 0.83
金(Gold)先物 1233.30 1244.10 1232.20 1241.90 8.20 0.67
※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。