18日前場の香港株式市場でハンセン指数は7営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.16%安の26427.27ポイントだった。H株指数は0.50%安の10728.90ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で441億400万HKドル。
ハンセン指数は小動きで寄り付いた。序盤は上昇する場面もあったが、ほどなくして下向きに転じ、中盤以降はマイナス圏でもみ合う展開。ハンセン指数が前日まで6連騰し、高値警戒感から利益確定売りが出やすい状況にあるほか、軟調な本土市場が重しとなった。前週末に開かれた全国金融工作会議を受け、中国本土で金融監督・管理の一層強化に対する警戒感が高まり、前場の上海総合指数は続落して約3週間ぶりの安値圏で推移した。
個別では、中国建設銀行(
00939)、中国銀行(
03988)、中国人寿保険(
02628)など本土金融株が総じて売られ、指数を押し下げた。きょうから売買単位の引き下げが適用された自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が大幅安。本土不動産大手の華潤置地(
01109)も下げが目立った。半面、アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)は7%を超す上昇。2017年6月中間期の大幅増益見通しを発表した同業の舜宇光学科技(
02382)につれ高したもよう。IT大手のテンセント(
00700)やアジア生保のAIAグループ(
01299)もしっかり。