2017-07-18 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、金融株売られ下げ主導 需給悪化懸念の浮上で
18日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.62%安の3156.76ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2309億5200万元だった。
上海総合指数は続落スタート。序盤に一時、切り返す場面も見られたが勢いは弱く、再びマイナス圏に沈むと下げ幅を広げる展開となった。結局、午前の安値圏で終えている。前週末に開かれた中国の全国金融工作会議で直接金融の機能強化を確認したことを受け新規株式公開(IPO)審査加速による需給悪化懸念が浮上し、市場心理を冷やした。同会議でリスク防止と監督強化に重点が置かれたことも嫌気された。セクター別では金融関連が総じて売られ相場の下げを主導。石油もさえない。一方、インフラ建設、百貨店、海運関連が買われている。
上海B株指数は0.24%高の322.41ポイント、深センB株指数は0.08%高の1144.49ポイントだった。