独立系の油田サービス事業者、安東油田服務(
03337)は16日、2017年4−6月期の新規受注額が4億1000万元だったと発表した。前年同期に比べ18.5%の減少。このうち国内業務は同42.1%減の1億9200万元、海外業務は26.9%増の2億1800万元だった。6月末時点の受注残高は37億600万元で、うち国内業務は9億1500万元、海外業務は27億9100万元。
4−6月期について、国内では一部プロジェクトが下半期の始動を予定しているほか、資金の回収期間が長く、利益率の低いプロジェクトを削減している影響で受注が減少。一方、海外ではイラクでの受注が好調。同国における海外の石油大手とのプロジェクトを展開しており、6月末時点の受注残は15億5000万元。また、新興市場国での提携を拡大し、カザフスタンでの受注残は1億2700万元。アルバニアでも同国企業とのプロジェクトを開始した。
7−9月期について、国内では市場が回復に向かう中、西南地域のシェールガス開発を重点的に展開していく。また、海外では多くの大型プロジェクトを推進していくほか、顧客との提携を拡大し、海外の石油大手との入札プロジェクトを通じてさらなる受注獲得を目指す。
安東油田服務の17日終値は前営業日比1.33%高の0.76HKドル。