週明け17日の香港株式市場でハンセン指数は6営業日続伸。終値は前営業日比0.31%高の26470.58ポイントだった。H株指数は0.51%高の10783.19ポイント。メインボードの売買代金は概算で932億1800万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後に上げ幅を拡大。米国で年内の追加利上げ観測が後退する中、ダウ平均は14日に3日連続で史上最高値を更新し、投資家心理を支えた。前週末に開催された全国金融工作会議を手掛かりに本土保険株が大きく買われた。上海総合指数が節目の3200ポイントを割り込んだ流れを受けて、上値は伸び悩んだものの、終値ベースでの52週高値を更新した。
個別では本土保険株の中国平安保険(
02318)、中国人寿保険(
02628)が高い。不動産株の華潤置地(
01109)、恒基兆業地産(
00012)、国際金融株のHSBC(
00005)、AIAグループ(
01299)も堅調。17年6月中間決算の増益見通しを発表した招商局港口(
00144)は大幅高となった。半面、カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)、銀河娯楽(
00027)が逆行安。香港不動産の恒隆地産(
00101)、台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)も軟調だった。
H株では、17年6月中間決算で黒字修正を発表した山東墨龍石油機械(
00568)、同じく好業績が報じられた中国アルミ(
02600)が大幅高。保険株の新華人寿保険(
01336)、中国太平洋保険(
02601)、銀行株の中信銀行(
00998)も高い。半面、17年6月中間決算で減益見通しを発表した新疆金風科技(
02208)、自動車メーカーの長城汽車(
02333)が安い。証券株の海通証券(
06837)、中国銀河証券(
06881)も売られた。