14日前場の香港株式市場でハンセン指数は小幅ながら5日続伸。前場終値は前日比0.07%高の26364ポイントだった。H株指数は0.16%高の10694ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で414億500万HKドル。
ハンセン指数は高寄り後にマイナス圏に沈む場面があったが、その後は前日終値を挟んで一進一退の展開が続いた。ハンセン指数はここ4日間の上げ幅が1000ポイントを超えており目先の利益をいったん確定する売りが出やすい状況となっている。週末要因や来週初めに予定されている中国4−6月期GDPなどの発表を控えていることも上値を重くしている。
個別では、中国政府系不動産デベロッパーの中国海外発展(
00688)と華潤置地(
01109)が高い。通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)、生保大手の中国平安保険(
02318)も買われている。H株では前日下げた不動産大手の万科企業(
02202)、非鉄金属メーカーの中国アルミ(
02600)が上昇している。半面、アジア生保のAIAグループ(
01299)、本土大手銀行の中国銀行(
03988)が反落。IT大手のテンセント(
00700)、米アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)も売られている。