2017-07-13 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり反発、3200ポイントを回復 金融・インフラ建設が高い
13日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反発。前場終値は前日比0.44%高の3211.5ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2327億3300万元。
上海総合指数は安く寄り付いた後、ほどなくしてプラス圏に切り返した。序盤は心理的節目の3200ポイントを挟んだ一進一退の展開だったが、前日終値付近の底値の堅さを確認すると中盤以降は上げ幅を広げた。中国人民銀行(中央銀行)がきょう、中期貸出制度(MLF)を通じて3600億元を供給すると伝わり、資金需給のひっ迫への懸念が後退。前引け前に発表された6月貿易統計は輸出、輸入ともに予想を上振れたことも買い安心感につながり、指数は前場の高値で引けた。
セクター別では、銀行、保険など金融主力株が総じて買われたほか、インフラ建設、鉄鋼、建材が高い。半面、自動車、医薬、酒造の一角が逆行安を演じた。
上海B株指数は0.62%高の329.88ポイント、深センB株指数は0.33%高の1165.25ポイントとともに上昇した。