2017-07-06 |
香港/投資判断/自動車・二輪 |
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ブリリアンス・チャイナが高い、ドイツ銀はルノーとの合弁を前向きに評価
6日の香港市場でブリリアンス・チャイナ(
01114)が高い。株価は日本時間午後3時5分現在、前日比6.01%高の15.16HKドルで推移している。ドイツ銀行がルノーとの合弁を前向きに評価したことが好感されている。
6日付の『AAストックス』によると、ドイツ銀は最新リポートで、ブリリアンス・チャイナの投資判断を「買い」に維持した上で、目標株価をこれまでの16.9HKドルから17.5HKドルに引き上げた。ドイツ銀はブリリアンス・チャイナがこのほど、小型商用車事業を手掛ける瀋陽華晨金杯汽車有限公司について、仏自動車メーカー大手のルノーを合弁事業パートナーとして迎え入れると発表したことを受け、同事業の先行きのプラス要因になると前向きに評価した。小型商用車の最新のデザインプラットフォームを持つルノーがブリリアンス・チャイナの弱点をカバーし、合弁事業を通じて新モデルの開発が進むとみているためだ。
一方、製品の内製化には時間がかかるとして、瀋陽華晨金杯汽車は2017−19年に赤字を継続すると予想。ただ、ルノーが赤字の一部を分担することになるとして、同期間のブリリアンス・チャイナの予想利益を2.5−4.2%の幅で上方修正。ルノーとの合弁が長期的に収益力の改善につながるとした。