2017-06-29 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、プラス圏でもみ合う 石炭が高い
29日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.32%高の3183.21ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1918億2400万元だった。
上海総合指数は小反発で寄り付いた後、プラス圏でもみ合った。中国本土で7月1日から施行される投資家保護強化を内容とする「証券期貨投資家適当性管理弁法」について、個人投資家の株式取引が規制させるとの噂を当局が明確に否定し、『中国証券報』など大手3紙がそろってトップ記事として伝えたことが安心感につながった。ただ、積極的な材料に欠ける中で買いの勢いが弱く、3185ポイント付近で伸び悩んだ。
セクター別では、石炭先物価格の上昇を手掛かり石炭株が全面高。銀行や保険など金融株や、建材、通信が堅調。半面、自動車が売られたほか、酒造、石油も軟調。
上海B株指数は0.14%高の326.33ポイント、深センB株指数は0.34%高の1145.41ポイントとともに上昇した。