2017-06-27 |
香港/企業動向/食品・飲料 |
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銀基集団、17年3月本決算に「継続企業の前提に疑義の可能性」の注記
銀基集団(
00886)が26日大引け後発表した2017年3月本決算で、監査会社は「継続企業の前提に重大な疑義を生じさせかねない不確定性の存在を示す状況がある」との注記を付けた。具体的には、2017年3月本決算で税引き前利益が600万HKドルに達する半面、営業キャッシュフローが1億7200万HKドルのマイナスに陥ったと指摘。決算報告を支える継続事業の前提の有効性は、短期債務の償還延期や新たなデット・ファイナンス(借入れによる資金調達)の確保、現有債務の借り換え、営業キャッシュフローの改善にかかっているとした。
同期は売上高が前年比19.0%増の15億HKドル、純利益は95.3%減の600万HKドルだった。販売費が前年比で1億1400万HKドル(63.1%)増加した上、前年同期にサプライヤーから受け取った奨励金6400万HKドルや投資不動産売却益1000万HKドルを計上していた反動で大幅減益となった。