2017-06-27 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】買い先行か、習主席の香港訪問を控え政策期待
27日の香港市場は買い先行で始まるか。中国の習近平国家主席が29日に国家主席就任後初めて香港を訪問すると25日に伝わり、週明け26日のハンセン指数は10日移動平均と20日移動平均を上抜けるなど、地合いが改善。香港経済の発展につながる発表があるとの期待が投資家心理を引き続き支えそうだ。習国家主席は7月1日の香港返還20年の記念式典に出席する。
また、イタリア政府が経営危機に陥っていた中小銀行2行の破綻処理を決めたことで、欧州金融不安が後退し、買い安心感につながるだろう。26日の香港株の米国預託証券(ADR)は、時価総額が大きい銘柄が総じて上昇。国際金融銘柄のHSBC(
00005)やAIAグループ(
01299)、中国IT大手のテンセント(
00700)、本土系金融銘柄の中国平安保険(
02318)、中国建設銀行(
00939)などが香港終値を上回って引けた。