週明け26日前場の香港株式市場でハンセン指数は5営業日ぶりに反発。前場終値は前営業日比0.38 %高の25768.13ポイントだった。H株指数は0.53%高の10485.29ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で357億5300万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付き、その後はプラス圏でもみ合った。先週が週末まで4日続落した後とあって、買い戻しが先行。香港返還20周年記念や新行政長官の就任、6月29日−7月1日に予定されている習近平・国家主席の香港訪問を控え、中国当局による香港への政策支援の強化に対する期待も高まり、買いを誘った。ただ、高値追いの動きは限られた。序盤に上値抵抗と意識される10日移動平均(23日大引け時点で25743.46ポイント)をあっさり上抜いたものの、20日移動平均(同25804.85ポイント)付近では伸び悩んだ。
個別では、モルガン・スタンレーが目標株価を引き上げた香港の人民元決済銀行、中銀香港(
02388)が4%を超す上昇。石炭価格の上昇を背景に石炭株の中国神華能源(
01088)が高い。時価総額上位でIT大手のテンセント(
00700)や、本土金融株の中国建設銀行(
00939)、中国平安保険(
02318)も堅調。半面、先週末に高かったガス関連の昆侖能源(
00135)が反落したほか、傘下の中国現代牧業(
01117)が2017年6月中間期の赤字継続見通しを発表した中国蒙牛乳業(
02319)が安い。