中国IT大手のテンセント(
00700)が中国の中堅商業銀行、華夏銀行(
600015)と戦略提携を結ぶもようだ。『証券時報』が22日伝えた。
双方はすでに金融クラウド、人工知能(AI)、情報セキュリティー、モバイル決済などで協力を進めている。今回の提携によって、詐欺対策、理財商品サービスなどでの協力を進めるほか、テンセントのクラウドプラットフォームを利用したAI顧客サービスを構築して、クレジットカードや零細企業向け融資などのサービスを展開していく。
中国IT大手と銀行の提携をめぐっては、今年3月にアリババ・グループ(BABA)と中国建設銀行(
00939/
601939)、今月に入って百度(BIDU)と中国農業銀行(
01288/
601288)、JDドット・コムと中国工商銀行(
01398/
601398)が提携を発表。テンセントの提携先に対する中国メディアの注目が集まっていた。
テンセントの株価は日本時間午後3時19分現在、前日比0.86%高の281.6HKドルで推移している。