2017-06-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅続伸、方向感に欠ける展開 保険株に利益確定売り
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら続伸。前場終値は前日比0.06%高の3146.25ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2080億7300万元。
上海総合指数は方向感に乏しい展開となった。高寄りスタートもほどなく下げに転じマイナス圏に沈んだ。ただ、売り一巡後、3135ポイント付近で反転すると下げ幅を縮小。前引け間際にかろうじてプラス圏に戻して午前の取引を終えた。中国の大手投資銀行、中国国際金融は注目の米MSCIによる中国本土A株の新興国株指数への採用の確率を約60%とした上で、相場への短期的なプラス影響は限られるとの見方を示した。セクター別では、銀行や証券の一角、自動車などが買われた一方、前日の上昇を主導した保険に利益確定の売りが出た。インフラ建設もさえない。
上海B株指数は0.15%高の324.52ポイント、深センB株指数は0.06%安の1121.55ポイントだった。