週明け19日前場の香港株式市場でハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比0.94%高の25868.02ポイントだった。H株指数は1.37%高の10527.48ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で349億1900万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付き、序盤に上げ幅を拡大。一時は上昇率が1%を超えた。米MSCIがA株を「新興国株指数」に採用するとの期待から上海総合指数が次第に上げ幅を広げると、香港市場でも関連銘柄に買いが入った。中国当局による金融監督の強化に対する過度の懸念が後退し、地合いは改善している。もっとも、ハンセン指数は10日移動平均(前引け時点で25856.05ポイント)を超える水準では上値が伸び悩んだ。
AIAグループ(
01299)や中国建設銀行(
00939)など大型金融株が総じて買われ、相場を押し上げた。個別では、香港証券取引所(
00388)が大きく反発。特殊な統治構造のニューエコノミー企業の上場を認める「創新板」の新設案を16日に公表し、買いを集めている。前週末に下げたテンセント(
00700)は反発。恒安国際集団(
01044)は中国国際金融による「買い」判断を受けて大幅に続伸した。半面、チャイナ・モバイル(
00941)と百麗国際(
01880)が反落して相場の重荷となった。レノボグループ(
00992)が安い。