2017-06-19 |
香港/マーケット/証券 |
|
【相場見通し】神経質な展開か、20日移動平均が上値抵抗
週明け19日の香港市場は神経質な展開か。16日のNY市場でダウ平均が史上最高値を更新し、原油先物相場が反発したことで買いが入る一方、米MSCIによるA株の新興国株指数への採用検討の結果発表を20日(米時間)に控え、様子見ムードも強い。20日移動平均(16日終値時点で25715.95ポイント)付近では上値が重い展開が予想される。米連邦準備理事会(FRB)が年内に資産圧縮に着手することも引き続き意識され、投資家心理を冷やしそうだ。
前週の米ナスダック総合株価指数は3日続落で引けており、香港市場でもIT・ネット株に売りが出る可能性がある。16日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。大型金融株のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)、中国建設銀行(
00939)が香港終値を上回った半面、中国工商銀行(
01398)や、香港のコングロマリット長江和記実業(
00001)と地場銀行大手の東亜銀行(
00023)が下回って引けた。