2017-06-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、方向感乏しい M2伸び率の落ち込みを嫌気
15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.11%安の3127.19ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2297億5700万元。
上海総合指数は方向感を欠いた。安く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の展開が続いた。中国人民銀行(中央銀行)が前日に発表した5月のマネーサプライM2伸び率が10%を割り込み、1997年以来の低水準に落ち込んだことを受け、金融監督の強化への警戒感が改めて意識されている。一方、前日に1週間ぶり安値を付けた後とあって、自律反発を狙った買いがある程度下値を支えた。セクター別では、保険、銀行が続落したほか、原油相場の急落を嫌気して石油も安い。自動車、酒造も軟調。半面、インフラ建設や証券がしっかり。
上海B株指数は0.38%高の322.57ポイント、深センB株指数は0.18%高の1116.95ポイントとともに上昇した。