2017-06-15 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:反落スタート、資金流入縮小や中国金融統計を嫌気
15日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。資金流入の縮小懸念が広がり、幅広いセクターで売りが先行している。中国人民銀行(中央銀行)が前日発表した5月のマネーサプライM2伸び率が、金融監督の強化を背景に1997年以来の低水準に落ち込んだことで、銀行株が下落。前日のナスダック総合株価指数の反落や、原油安も関連銘柄の売り材料となっている。指数は日本時間午前11時1分現在、前日比0.90%安の25642.68ポイントで推移。下値抵抗として意識される20日移動平均(14日大引け時点で25677.87ポイント)を割り込む水準では買い戻しも入り、下値を支えている。個別では自動車メーカーの吉利汽車(
00175)や不動産株の新世界発展(
00017)、華潤置地(
01109)が安い。半面、消費財関連の恒安国際集団(
01044)が逆行高。