2017-06-14 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:反落、保険株売られ下げを主導
14日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.58%安の3135.32ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2217億3100万元。
上海総合指数は反落して始まると、段階的に下げ幅を広げる展開となった。多数のA株上場企業に出資する安邦保険集団の呉小暉会長が事情聴取のため当局に連行されたとの観測が浮上し、市場心理の悪化につながっているもよう。ただ3135ポイント付近では底堅さが意識され下げ渋っている。セクター別では、保険が軒並み売られ、相場の下げを主導。銀行、不動産なども安い。一方、招商局集団有限公司が遼寧省政府と港湾事業の統合再編で大枠合意したことを手掛かりに港湾関連が買われたほか、自動車が続伸した。
上海B株指数は0.41%安の321.91ポイント、深センB株指数は0.03%安の1115.24ポイントとともに反落した。