13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.44%高の3153.74ポイントだった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3570億7200万元。
上海総合指数は続落スタート。ただ、3130ポイント付近で下値の堅さを確認し上向きに転じる展開となった。中盤にプラス圏に浮上すると売り買いをこなしながら段階的に上げ幅を拡大。ただ、1カ月半ぶり高値圏となる3150ポイントを超える水準では伸び悩んだ。李克強首相が2017年の成長率目標(6.5%前後)の達成に自信を示したことが地合いの改善につながったもよう。李首相は12日の国際会議で、中国経済について足元で安定成長を維持し、経済構造の高度化へのペースが加速していると述べた。
A株市場では、江西銅業(
600362)、洛陽モリブデン(
603993)など非鉄金属株が買われ相場の上昇をけん引。上海汽車集団(
600104)、広州汽車集団(
601238)など自動車株も堅調。5月の中国の新車販売台数は2カ月連続で前年割れとなったが影響は限られた。このほか、エン州煤業(
600188)など石炭株が買いを集めた。一方、前日に逆行高を演じた中国人寿保険(
601628)、中国平安保険(
601318)など保険株の一角に売りが出て上値を抑えた。中国鉄建(
601186)などインフラ建設株もさえない。
深セン成分指数は1.04%高の10224.82ポイントと反発。新エネルギー車メーカーのBYD、国元証券(
000728)が買われた。上海B株指数は0.67%高の323.24ポイント、深センB株指数は0.57%高の1115.62ポイントとともに反発した。