週明け12日の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反落。終値は前営業日比0.59%安の3139.88ポイントだった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3872億7800万元。
上海総合指数は総じて軟調に推移。反落して始まると、序盤に高くなる場面も見られたが勢いは続かなかった。ほどなくマイナス圏に沈むと、その後は段階的に下げ幅を広げる展開。前週末までの4連騰で指数が1カ月半ぶり高値圏にあることから、目先の利益を確定する動きが広がり、相場を圧迫した。
A株市場では、中国工商銀行(
601398)、中国農業銀行(
601288)、中国銀行(
601988)など大型商業銀行が売られ、相場の下げを主導。中国交通建設(
601800)などインフラ建設株もさえない。上海便の航空機が豪シドニー空港を離陸後、エンジントラブルで同空港に緊急着陸する事故を起こした中国東方航空(
600115)が売られた。中国国際航空(
601111)もつれ安。一方、中国人寿保険(
601628)、中国平安保険(
601318)など保険株が軒並み買われ逆行高を演じた。自動車株の重慶長安汽車(
000625)が堅調だった。
深セン成分指数は0.56%安の10119.99ポイントと7営業日ぶりに反落。長江証券(
000783)や国元証券(
000728)など証券株が売られた。上海B株指数は1.19%安の321.08ポイントと反落、深センB株指数は0.12%安の1109.27ポイントと7営業日ぶりに反落。