週明け12日前場の香港株式市場でハンセン指数は大幅に続落。前場終値は前営業日比1.22%安の25712.55ポイントだった。H株指数は1.06%安の10480.33ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で516億7500万HKドル。
ハンセン指数は心理的節目の26000ポイントを割り込んで寄り付いた。9日のNY市場でハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数が3日ぶりに急反落。香港市場でもこれまで上昇が続いていたハイテク関連銘柄が売られ、指数を押し下げた。上海総合指数が一時プラス圏に浮上したものの再び下げると、ハンセン指数も下げ幅を拡大してほぼ全面安となった。下値抵抗とされていた10日移動平均(9日終値時点で25866.25ポイント)を割り込み、前場の安値圏で引けた。
個別では、中国IT大手のテンセント(
00700)や米アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)が大きく売られた。前週末に高かった自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、香港コングロマリットの新世界発展(
00017)が反落。香港証券取引所(
00388)、中国人寿保険(
02628)も安い。一方、カジノ株の銀河娯楽(
00027)とインフラ投資事業の長江インフラ(
01038)が反発し、逆行高を演じている。