2017-06-12 |
中国/業界動向/自動車・二輪 |
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重慶長安汽車の朱総裁、国内メーカーは今後5社に絞られる
大手自動車メーカー、重慶長安汽車(
200625/
000625)の朱華栄総裁はこのほど、中国の自動車メーカーの淘汰が進むとの見方を明らかにした。「どれほどの数のブランドが生き残るかといえば、およそ5社が大きな成功を収める一方で、そのほかで生き残るメーカーがあっても、繁栄するのは難しいだろう。ブランド間の統合が進んでおり、この動きは今後加速する」と述べた。英『フィナンシャル・タイムス』が12日伝えた。
アナリストの間では、中国政府が進める燃料効率基準の厳格化や電気自動車の推進、自動運転技術の普及などを背景に大規模な投資が必要となる中で、中小企業が競争力を保持するのは難しいとの見方が強まっている。マッコーリーでアジア自動車市場を担当するジャネット・ルイス氏は、「5社に絞られるかは別として、国内ブランドの急減は避けては通れない」と指摘。「実際の自然淘汰には時間がかかるが、民間企業で生き残る可能性が高いのは長城汽車(
02333/
601633)と吉利汽車(
00175)、国有企業では重慶長安汽車や上海汽車集団(
600104)、広州汽車集団(
02238/
601238)が考えられる」と指摘した。