2017-06-09 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:小動き、米リスクイベント無事通過も英政治不安が重し
9日の香港市場でハンセン指数は小幅続伸で寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の小動き。注目されたコミー前米連邦捜査局(FBI)長官の議会証言を波乱なく終えたほか、欧州中央銀行(ECB)理事会の結果もほぼ想定通りだったことが相場を支えた一方、英総選挙で保守党が過半数割れの可能性が伝わり、英国政治情勢に対する不安が重し。指数は日本時間午前10時46分現在、前日比0.12%安の26031.79ポイントで推移している。
個別では、欧州金融大手のHSBC(
00005)や、英国で事業を展開する長江インフラ(
01038)などが安い。半面、前日のNY市場でハイテク株の比率が高いナスダック総合がほぼ1週間ぶりに過去最高値を更新した流れを引き継ぎ、IT大手のテンセント(
00700)が買われているほか、アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)が大幅続伸。中国平安保険(
02318)など本土保険株や吉利汽車(
00175)など自動車株も高い。