2017-05-31 |
香港/投資判断/自動車・二輪 |
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自動車セクターで吉利汽車やBYDなど3銘柄を推奨=野村
31日付『AAストックス』によると、野村インターナショナルは中国自動車セクターで吉利汽車(
00175)とネクスティア(
01316)、BYD(
01211)の3銘柄を「買い」推奨した。一方で長城汽車(
02333)と北京汽車(
01958)を「アンダーウエート」とした。野村が予想する中国の2017年乗用車新車販売の伸び率は前年比0.9%と、市場予想の5%を大幅に下回っており、近いうちに市場の伸び率予想が下方修正されるとみている。自動車ディーラーが4−6月期から7−9月期にかけて値下げを含めた販促活動を強化し、関連銘柄の粗利益率が下押しされる公算が大きいという。
野村は最新リポートで、香港やシンガポール、クアラルンプール、台北の投資家40者以上に2週間にわたりインタビューした結果、中国自動車業界見通しを市場コンセンサスよりも弱気に据え置いたと発表した。もっとも、投資家は中国自動車セクターに対する見方を「中立」から「アンダーウエート」に引き下げたが、1−2銘柄を保有することでセクターの長期な成長力を取り込む構えだとした
。こうした投資家はOEM企業を中心に自動車部品の供給者を好む傾向があり、吉利汽車やブリリアンス・チャイナ(
01114)、敏実集団(
00425)、ネクスティア、鄭州宇通客車(
600066)を選好しているという。
日本時間午後4時42分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■吉利汽車(
00175):12.98HKドル(前日比8.17%高)
■BYD(
01211):46.60HKドル(同2.98%高)
■北京汽車(
01958):7.59HKドル(同0.40%高)
■長城汽車(
02333):8.35HKドル(同1.58%高)