中国IT大手のテンセント(
00700)がクラウド事業で、貴州省に所在する企業と貧困対策、スマートシティー、著作権、メディア産業での協力に合意した。中国メディアが29日付で伝えた。
貴州省は昨年、同省に国家級のビッグデータ総合試験区を設立すると発表。同省でのクラウド事業の発展も後押ししており、テンセントのほか、中国の通信キャリア、アリババ・グループ(BABA)など大手企業が進出している。
テンセントのクラウド事業を手掛けるテンセント・クラウドは、28日まで貴州省で行われていた中国国際ビッグデータ産業博覧会で、貴州省に所在する企業4社と貧困問題の解決、スマートシティーの建設、著作権のビッグデータ、メディア関連のビッグデータにおけるクラウド事業での協力を発表。貴州省の農村、都市、産業のデジタル経済の転換を進めて業界のベンチマークを打ち立て、全国の他の都市に広めたいとしている。