2017-05-25 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、前日終値を挟んでもみ合い 金融株買われる
25日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.39%高の3075.98ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2009億1600万元。
上海総合指数は反落して始まった後、前日終値を挟んでもみ合う方向感に乏しい展開となった。ただ、前引け前に上げ足を速めると、結局、午前の高値で終えている。米格付け会社による中国の信用格付け引き下げ問題について、中国財政部が「適切ではない」との見解を示した上で、債務リスクはコントロール可能な状況にあると強調したことが好感されたもよう。一方、中国の証券大手3社が相次いで、証券当局から一部業務の規定違反を指摘され罰金処分を受けたが、相場への影響は限られた。セクター別では、保険、銀行、証券がそろって買いを集め上げをけん引。エネルギー資源も高い。一方、建材、IT・通信や自動車が売られている。
上海B株指数は0.24%安の315.58ポイント、深センB株指数は0.08%安の1076.83ポイントとともに下落した。